【四字熟語】
九分九厘
【読み方】
くぶくりん
【意味】
ほとんど完全ということ。
ほとんど間違いなく、確実なこと。
【語源・由来】
推測や予測が、ほぼ確実であることをいう。
「分」とは、十分の一のこと。
「厘」とは、百分の一のこと。
十分のうちの、一厘を残すだけという意味から。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・十中八九(じっちゅうはっく)
【英語訳】
ten to one.
nine cases out of ten.
九分九厘(くぶくりん)の使い方
ともこちゃんの作品が、最優秀作品賞に選ばれることは、九分九厘決まっていると思うよ。
そんなことないわ。一生懸命作ったけれど、ほかにも素晴らしい作品ばかりだもの。
ほら、発表を見に行こうよ。
まあ、本当に最優秀作品賞に選ばれるなんて、うれしいわ。
九分九厘(くぶくりん)の例文
- 彼が生徒会長に当選することは、投票の前から九分九厘わかっていたことだ。
- 君の就職は、九分九厘決まっていると言われていたにも関わらず、今回はご縁がなかったなんて、そんなひどいことをされるなんて思っていなかった。
- きっと彼女の気持ちも、九分九厘ぼくに向いていると思って告白をした。
- 彼が部長に昇進することは、九分九厘決まっているようなものだ。
- 将来彼女がぼくと結婚することは、九分九厘だと思っていたのに、まさか別れることになるなんて信じられない。
まとめ
九分九厘というような、確実な状況になると安心するのではないでしょうか。
完全に近いということは、確実になるための理由や根拠があるからでしょう。
しかし、世の中には確実だと思っていても、思っていた結果とは違っってしまうことが、あるのではないでしょうか。
とくに、人の気持ちというものは、わからないものかもしれませんね。
九分九厘だからと油断せずに、本当に確定するまで油断せずにいたいものですね。