著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

区区之心【くくのこころ】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
区区之心

【読み方】
くくのこころ

【意味】
自分の考えや心のことを謙遜していう言葉。

【語源・由来】
「区」は小さな区画という意味で、「区区」は小さくて取るにたらないということから、取るにたらない小さな心のこと。

【典拠・出典】
孔叢子』「答問」

【類義語】
・区区之意(くくのい)

区区之心(くくのこころ)の使い方

ともこ
健太くん。受験生なのに空手の海外遠征に行くんですって?やめておいたら?
健太
いいや。空手が僕を呼んでいる。行かないといけないんだ。
ともこ
区区之心で言っているんじゃないのよ。健太くんが、後で苦しむことが手にとるようにわかるから言っているのよ。
健太
そうなのかなあ。やっぱり海外遠征に行くのはやめようかなあ。

区区之心(くくのこころ)の例文

  1. 優秀なともこちゃんの意見に口を挟むなんて、僭越だと思うけど、区区之心を汲み取ってくれないかなあ。
  2. 僕の意見なんて区区之心だと思うけど聞いてくれる?
  3. 皆さんの考えに比べれば、若輩者の僕の意見なんて区区之心だ。
  4. 区区之心に耳を傾けていただきありがとうございます。
  5. 君は、自分の意見を区区之心と言うけれども、そんなことはない良い意見だ。
ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

四字熟語の逆引き検索



error: 右クリックは無効です。