著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

君側之悪【くんそくのあく】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
君側之悪

【読み方】
くんそくのあく

【意味】
君主のそばに仕えている悪人のこと。また、ひそかに悪だくみを考えている側近の臣下。

【語源・由来】
「君側」は、君主のそば。「悪」は悪人のこと。

【典拠・出典】
春秋公羊伝』「定公一三年」

【類義語】
・君側之奸(くんそくのかん)
・社鼠城狐(しゃそじょうこ)
城狐社鼠(じょうこしゃそ)

君側之悪(くんそくのあく)の使い方

健太
生徒会長のそばに君側之悪がいるようなんだ。
ともこ
えっ。誰のことかしら?
健太
生徒会長によからぬことを吹き込んでいる人が居るんだよ。その人のせいで、テストの平均点を上げようキャンペーンが始まってしまったんだ。
ともこ
あら。君側之悪どころか良い人じゃないの。

君側之悪(くんそくのあく)の例文

  1. 君側之悪といえば、明智光秀が思い浮かびます。
  2. 彼が、君側之悪で王の座を狙っていることを王にどうやって伝えれば良いのだろう。
  3. 殿さまに気に入られている越後屋は、自分の利益しか考えない君側之悪です。
  4. 君側之悪が悪だくみをしている会話を録音して、社長に社内にはびこる悪について知らしめました。
  5. 君側之悪が総理の側にいて不正を働いているようです。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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