【四字熟語】
朽木糞牆
【読み方】
きゅうぼくふんしょう
【意味】
怠け者のたとえ。手の施しようのないものや、役に立たない無用なもののたとえ。また、腐った木には彫刻できないし、腐りくずれた土塀は上塗りができないように、怠け者は教育しがたいことのたとえ。「朽木は雕るべからず、糞土の牆は檣はぬるべからず」を略した言葉。
【語源・由来】
腐ってぼろぼろになった木と土壁ということで、腐った木材に彫刻することはできず、腐った土壁に上塗りをすることはできないという意味から。
【典拠・出典】
『論語』「公冶長」
【類義語】
・朽木之材(きゅうぼくのざい)
・朽木糞土(きゅうぼくふんど)
・糞土之牆(ふんどのしょう)
朽木糞牆(きゅうぼくふんしょう)の使い方
健太くん。空手部の後輩たちがさぼっているわよ。先輩としてしっかり注意しないとだめじゃないの。
あんな奴らに注意しても朽木糞牆だよ。意味がないって。
先輩である健太くんが愛情をもって接すれば、やる気を出すかもしれないじゃないの。
それができていたら、こんなに困っていないって。
朽木糞牆(きゅうぼくふんしょう)の例文
- 朽木糞牆、やる気がないならこの教室から出ていきなさい。
- 朽木糞牆、優勝を目指しているので、やる気がない部員を指導している暇はない。
- 朽木糞牆、本人がやる気を出して理解しようと努力しない限り、どれだけ僕が教えても無駄だよ。
- 朽木糞牆、健太くんのような腐った性根のやつには何を言っても無駄だ。
- 朽木糞牆、彼のようなやる気がない生徒には何を言っても無駄で、馬の耳に念仏を唱えているようだ。