【四字熟語】
吸風飲露
「風を吸い露を飲む」と訓読する。
【読み方】
きゅうふういんろ
【意味】
仙人などの清浄な暮らしのこと。人間の食べている五穀を食べずに、風を吸い露を飲んで生活する意から。
【語源・由来】
食べ物を食べず、風を吸って、露だけを飲んで暮らすということから。
【典拠・出典】
『荘子』「逍遥遊」
吸風飲露(きゅうふういんろ)の使い方
健太くん。何を悩んでいるの?
最近、空手の技にキレがないんだよね。どうしたらいいのかな?
心に迷いや邪心があるんじゃないかしら。吸風飲露をしてみたら、何か悟ることが出来るかもしれないわよ。
僕みたいな邪心の塊のような人間には、無理な話だよ。
吸風飲露(きゅうふういんろ)の例文
- 医師の管理のもと、三週間、吸風飲露、露だけを飲むような生活をしてみましたが、体の中まですっきりしました。
- あの山寺にいる僧は、食事をしているところを見たことが無いから、吸風飲露のような生活をしているようだ。
- 吸風飲露にあこがれて山にこもってみました。
- ほぼ吸風飲露といってもいいような生活をしている祖父は、いつも悟りの境地にいるように穏やかです。
- 仙人のような吸風飲露までは無理でも、食品ロスをなくすために、過度の暴飲暴食はやめましょう。