著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

末世澆季【まっせぎょうき】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【四字熟語】
末世澆季

【読み方】
まっせぎょうき

「まっせいぎょうき」とも読む。

【意味】
道徳や人情が軽薄になった末の世。

【語源・由来】
「末世」は、末の世。「澆季」は、道徳が薄れ人情が軽薄になった末世。「澆」は、薄い。「季」は、ここでは、末。

【典拠・出典】

【類義語】
・澆季混濁(ぎょうきこんだく)
末法末世(まっぽうまっせ)

末世澆季(まっせぎょうき)の使い方

健太
何だか最近、物騒な犯罪が増えて、末世澆季だよね。
ともこ
人情という概念を昭和に置いてきてしまった感じよね。
健太
平成になって、さらに令和になって、どんどん荒れていくよね。
ともこ
諦めないで。私たち若者の手で変えていきましょう。

末世澆季(まっせぎょうき)の例文

  1. 誰でもいいから電車内で人を刺したかっただなんて、末世澆季だ。
  2. 倒れている人を見て見ぬふりするとは、末世澆季、世も末だな。
  3. 末世澆季の世の中でともこちゃんの優しさは救いでした。
  4. 急にキレる人間が増えた気がする、末世澆季な今日この頃。
  5. 子供の声がうるさいからと、幼稚園の建設に反対意見が出るのは末世澆季の証拠です。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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