面従腹背の意味(語源由来・類義語)
【四字熟語】
面従腹背
【読み方】
めんじゅうふくはい
【意味】
うわべだけ上の者に従うふりをしているが、内心では従わないこと。
「面従腹背」の意味はね、外側からは従っているように見えて、でも心の中では反抗している、という状況を描いているんだよ。
それはつまり、「口では『はいはい』って言いつつ、心の中では『ええかげんにせえや』って思ってる」ってことやな。
表面だけは従って見せつつも、心の中では本当の気持ちが逆なんやな。
これは、「心の中と表面の態度が違うこと」を教えてくれる言葉やで。
表面だけは従って見せつつも、心の中では本当の気持ちが逆なんやな。
これは、「心の中と表面の態度が違うこと」を教えてくれる言葉やで。
【語源・由来】
「面従」は人の面前でだけ従うこと。「腹」は心の中のこと。「背」は背くこと。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・面従後言(めんじゅうこうげん)
・面従背毀(めんじゅうはいき)
・面従腹誹(めんじゅうふくひ)
面従腹背(めんじゅうふくはい)の解説
カンタン!解説
「面従腹背」というのはね、表面上はちゃんとリーダーや上司に従っているように見せかけて、でも心の中ではちっとも従ってない、つまりひそかに反抗している状態を指すよ。
「面従」っていうのは、みんなの前ではちゃんと従っていること。「腹」っていうのは心の中のことで、「背」っていうのは反逆することだよ。
例えば、「面従腹背される上司」って言ったときは、スタッフたちは上司に対して表面上は従うふりをしているけど、実は心の中では従ってない、そんな状態を表しているんだよ。たとえば、上司の指示は表面上は守るけど、心の中では全然納得してなくて、本当は違う方法がいいと思っている、なんていう状況だね。
面従腹背(めんじゅうふくはい)の使い方
健太くんは、いつも私に従順だけど、もしかして心の中で私を愚弄して面従腹背していない?
僕の心の中を見せてあげたいよ。ともこちゃんへの忠誠心でいっぱいだよ。
へえ。健太くん。冷や汗をかいているわよ。
えーっと。そんなことないよ。ちょっと暑いだけだよ。
面従腹背(めんじゅうふくはい)の例文
- 面従腹背されない魅力的な上司になりたいものです。
- 面従腹背される上司は、部下の言い分を聞かないで命令ばかりする人です。
- 面従腹背しているだけで、本当はあんな人に敬意を抱いていないんです。
- 油断も隙もならない面従腹背の社員ばかりで、信用できる人が少ない。
- 面従腹背の態度でいったんはこれを受け入れ、後に、これを破棄すればいい。
面従腹背の文学作品などの用例
- しかし、そんな本音をもちろん彼は表には出さない。「面従腹背」というのが今の彼の人生訓なのだ。<遠藤周作・深い河>