著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

網目不疎【もうもくふそ】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
網目不疎

【読み方】
もうもくふそ

【意味】
法令が細かく定められ、抜けたところがないこと。

【語源・由来】
「網目」は、ここでは法の網の目のこと。「疎」はあらいこと。まばら。

【典拠・出典】
世説新語』「言語」

網目不疎(もうもくふそ)の使い方

健太
大人より残虐な犯罪をする未成年がいるのに、罪に問われないなんておかしいよね。
ともこ
網目不疎であってほしいわよね。
健太
被害者やその家族の気持ちを考えたらやり切れないよ。
ともこ
法律を改正してほしいわよね。

網目不疎(もうもくふそ)の例文

  1. 神様の法は網目不疎なので、悪いことをすれば必ず罰せられる。
  2. 網目不疎のはずなのに、抜け目のない人がうまく法の網目をすり抜ける。
  3. 網目不疎で悪人をとっ捕まえる。
  4. この国の法は網目不疎だというが、それではなぜ悪人がのさばっているのか。
  5. 国家の平和のため、法を厳格に、網目不疎に改定する。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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