【四字熟語】
無根無蔕
【読み方】
むこんむてい
【意味】
よりどころがまったくないこと。
【語源・由来】
「無根」は根づくところがないこと、「無蔕」は果物のへた(蔕)がないこと。果実はへたがないと木にぶらさがることができない。転じて、もと・根本の意。
【典拠・出典】
『漢書』「叙伝・上」
無根無蔕(むこんむてい)の使い方
ともこちゃんは家がお金持ちだし、お父さんもお母さんも優しいし、頼ることができる場所があっていいよね。
健太くんは無根無蔕だっていうの?そんなことないわよ。健太くんは両親にすごく愛されているわよ。
そうかなあ。父さんたちには兄さんさえいればいいんじゃないかな。
もっと自分に自信をもって両親に甘えてみなさいよ。
無根無蔕(むこんむてい)の例文
- 無根無蔕な人ほど故郷を思い故郷に帰りたくなるものです。
- 老後は2000万円が必要だというのに、貯蓄はゼロで無根無蔕で不安です。
- 転校してきたばかりのため、無根無蔕で心細く思っている健太くんに声を掛けました。
- 無根無蔕だと安心して生きていくことができません。
- 人間は元来無根無蔕なんだから、自分自身をよりどころにできるように強くなるべきです。