南無三宝の意味(類義語)
【四字熟語】
南無三宝
【読み方】
なむさんぼう
【意味】
仏に帰依を誓って、救いを求めること。また、突然起こったことに驚いたり、しくじったりしたときに発する言葉。「南無三」ともいう。
ええっと、「南無三宝」っていうのは、お釈迦様(仏)とその教え(法)と、その教えを守る僧侶(僧)に向けて、「助けてくれ~」って願いを込めて言う言葉なんやな。
でも、今は驚いたり、失敗したりしたときに、「しまった!」みたいな感じで使うこともあるんやて。
でも、今は驚いたり、失敗したりしたときに、「しまった!」みたいな感じで使うこともあるんやて。
【典拠・出典】
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【類義語】
・帰依三宝(きえさんぽう)
・帰命頂礼(きみょうちょうらい)
南無三宝(なむさんぼう)の解説
カンタン!解説
「南無三宝」っていうのは、ちょっと難しいけど、仏教のことを表す言葉なんだよ。これは、「仏さん、教えてください」とか、「仏さん、助けてください」みたいな、仏に助けを求める意味があるんだ。
「南無三宝」って言うときの「南無」っていう部分は、仏教の経典や仏自身に向かって「私はあなたに全てをお任せします」という意味を持っているんだよ。「三宝」っていう部分は、仏、仏の教え、そしてその教えを広める僧を指すんだ。これをそれぞれ「仏・法・僧」と呼ぶんだよ。
そして、驚いたことがあったり、大失敗したときに、「南無三宝!」って言うこともあるんだ。これは「救いを求める」っていう意味から来ているんだよ。例えば、試験の点数が思ったよりも低かったときに、「南無三宝!」ってつぶやくかもしれないね。
南無三宝(なむさんぼう)の使い方
健太くん。上からこれを下ろすから、お尻を支えてちょうだい。
お尻?うん。分かったよ。
大丈夫?じゃあ、手を離すわよ。
南無三宝。ダンボールが落ちてきた。そっか。僕のお尻じゃなくて、段ボールのお尻かあ。
南無三宝(なむさんぼう)の例文
- 南無三宝、音学室にだれもいないのにピアノの音が聞こえてくる。
- 南無三宝、テスト用紙に名前を書き忘れて0点になってしまった。
- 南無三宝、塩と砂糖を間違えて料理にいれてしまった。
- 南無三宝、切手を貼らないまま手紙を送ってしまった。
- 南無三宝、犬の散歩用のリードから手を放してしまって、犬が逃げて行ってしまった。
南無三宝の文学作品などの用例
- 鮭川の入海のほとりにたどり着いた時には、南無三宝、父は荒蓆の上にあさましい冷いからだを横たえていた。<太宰治・新釈諸国噺>
- (何方)と納戸の方でいったのは女じゃから、南無三宝、この白い首には鱗が生えて、体は床を這って尾をずるずる引いて出ようと、又退った。〈泉鏡花・高野聖〉
ここでの「三宝」は仏(教えを開いた人)、法(教え自体)、僧(教えを守る人々)の三つを指すよ。
この言葉を唱えることで、仏の救いを求める意味があるんだ。
ただ、今日では、驚きや失敗の感情を表す言葉としても使われるんだよ。