【四字熟語】
二者択一
【読み方】
にしゃたくいつ
【意味】
ふたつのうち、どちらか一方を選ぶこと。
【語源・由来】
【二者】の「二」の部分が三や四になっても、選ぶのはひとつだけとなります。
【択一】は「用意されているいくつかの事項のどれかひとつを選ぶ」という意味です。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・二者選一(にしゃせんいつ)
・取捨選択(しゅしゃせんたく)
【英語訳】
・alternative
・a straight choice between two things
二者択一(にしゃたくいつ)の使い方
迷うなぁ、どうしようか・・・・・・。
何を迷っているの?
昼ご飯なんだけどね、ラーメンにするか、チャーハンにするか、ギョーザに組み合わせるの。
その程度の二者択一だなんて、お気楽な人ね。
二者択一(にしゃたくいつ)の例文
- これまでずっと二者択一で決めてきたので、それ以上の選択のしかたをしらない。
- 彼はまさに二者択一の回答を迫られていた。
- これまでの二者択一方式はやめて、複数選択制にしよう。
- 彼の二者択一の回答に注目が集まった。
- これは二者択一で片づけられるほど、簡単な問題ではない。
- 彼女は男にイエスかノーかの二者択一を迫った。
まとめ
【二者択一】は、「どちらか一方を選ぶ」という意味の言葉です。
選択肢は多すぎると選び出せないというのが人間の心理というもの。その一方で、選択肢がわずか2つしかないという場合も、どちらを選ぶかに迷う場合があります。
その背景には、たいてい選択肢の2つに大きく差は無く、どちらを選ぶにしても一長一短がある、ということがあるからです。仮に選択肢が正反対の内容であっても、結果があまり好ましいものにならない場合なども、どちらを選んだら良いか迷ったりするものです。
「二者択一」を使用する時、連なって使われる言葉には「迫る」がありますが、それにも急を要するニュアンスを含んでいます。これは、選択することへの「迷い」を含んでいるからかもしれませんね。