錦衣玉食の意味(語源由来・出典・類義語・対義語)
【四字熟語】
錦衣玉食
【読み方】
きんいぎょくしょく
【意味】
錦の衣服、ぜいたくな食事。また富貴の身分、境遇をいう。
錦のようにカラフルな服を着て、おいしいごはんを食べるんやな。
これは「すごく贅沢で豪華な生活」を象徴する言葉やね。
特に、高い地位の人がこんなぜいたくな生活を送るというイメージがあるんやろな。
【語源・由来】
美しく高級な着物と宝石のように上等な食事ということから。
【典拠・出典】
『宋史』「李薦伝」
【類義語】
・侈衣美食(しいびしょく)
・煖衣飽食(だんいほうしょく)
・豊衣足食(ほういそくしょく)
【対義語】
・粗衣粗食(そいそしょく)
・悪衣悪食(あくいあくしょく)
錦衣玉食(きんいぎょくしょく)の解説
「錦衣玉食」っていうのは、本当に豪華な生活をしている人や、とてもお金持ちの人を表す言葉だよ。具体的には、キラキラと美しい衣服を着て、高級なごちそうを食べているような生活をイメージするんだ。この言葉は、中国の歴史書「宋史」に書かれた李薦の話から来ているんだよ。
言葉を分解すると、「錦衣」は美しい衣服のことで、「玉食」は高級な食べ物のことを意味しているんだ。「錦」は美しい織物の一種で、「玉」は高級な宝石の一つだから、それぞれが高級さを象徴しているんだよ。
だから、「錦衣玉食」っていう言葉を使うときは、人がとても豪華な生活をしていることを表現したいときに使うんだ。例えば、「彼は錦衣玉食の生活を送っている」って言うと、彼がとても贅沢な生活をしているってことが伝わるよ。
でも、大事なのは、この言葉が豪華な生活そのものを褒めているわけではないってことだよ。たとえば、「錦衣玉食の生活を送る彼が幸せそうだ」って言うと、「贅沢な生活をしている彼が幸せそうだ」って意味になる。だから、この言葉を使うときは、その豪華さが人の幸せや価値観とは必ずしも一致しないことを理解して使うようにするといいね。
錦衣玉食(きんいぎょくしょく)の使い方
錦衣玉食(きんいぎょくしょく)の例文
- 錦衣玉食の暮らしをしている彼女は、のどが渇いている私に向かって、昔の女王のように「水がないならジュースを飲めばいいじゃない。」と言った。
- 錦衣玉食の生活をしている彼は、庶民の食事になじみがなく、我が家で卵焼きを食べて、こんな調理方法があるのかとものすごく感動していた。
- 錦衣玉食の生き方をしてきた彼女は、家政婦さんがいることが当たり前で、洗濯を自分ですることができない。
- 錦衣玉食の暮らしをして育った彼は、ナイフとフォークは華麗に使うが、日本人なのに箸が使えない。
- 錦衣玉食の暮らしをしている人たちが集まるマンションの一階のコンビニは、チェーン店なのに品ぞろえが高級路線だ。
錦衣玉食の文学作品などの用例
- 呉姫越女に囲繞かれて錦衣玉食するも<内田魯庵・くれの廿八日>
色鮮やかな錦の衣を着て、美味しいものを食べるというイメージから来ているんだよ。
また、これは特に高い地位や身分の人がこんな生活を送るということを暗示している。