【四字熟語】
錦衣玉食
【読み方】
きんいぎょくしょく
【意味】
錦の衣服、ぜいたくな食事。また富貴の身分、境遇をいう。
【語源・由来】
美しく高級な着物と宝石のように上等な食事ということから。
【典拠・出典】
『宋史』「李薦伝」
【類義語】
・侈衣美食(しいびしょく)
・煖衣飽食(だんいほうしょく)
・豊衣足食(ほういそくしょく)
【対義語】
・粗衣粗食(そいそしょく)
・悪衣悪食(あくいあくしょく)
錦衣玉食(きんいぎょくしょく)の使い方
健太くん。昨日、お父さんの友人の作家さんが、受賞記念パーティを開いたの。そこに一緒に連れて行ってもらったんだけど、錦衣玉食の華やかな人たちばかりだったわよ。
うわあ。うらやましいなあ。僕もそういうパーティに行って、高級食材がずらりと並んだ料理を食べたいなあ。
錦衣玉食の人達を満足させるような料理ばかりだったわ。でも、私は思ったの。世の中には、生活に困っている人も多いけれども、お金が余っている人も多いんだなって。
そんな贅沢な食事を前に、冷静に現代の経済の問題点について考えるなんてさすがだね。ともこちゃん。
錦衣玉食(きんいぎょくしょく)の例文
- 錦衣玉食の暮らしをしている彼女は、のどが渇いている私に向かって、昔の女王のように「水がないならジュースを飲めばいいじゃない。」と言った。
- 錦衣玉食の生活をしている彼は、庶民の食事になじみがなく、我が家で卵焼きを食べて、こんな調理方法があるのかとものすごく感動していた。
- 錦衣玉食の生き方をしてきた彼女は、家政婦さんがいることが当たり前で、洗濯を自分ですることができない。
- 錦衣玉食の暮らしをして育った彼は、ナイフとフォークは華麗に使うが、日本人なのに箸が使えない。
- 錦衣玉食の暮らしをしている人たちが集まるマンションの一階のコンビニは、チェーン店なのに品ぞろえが高級路線だ。