【四字熟語】
螻蟻潰堤
「螻蟻堤を潰す」とも読む。
【読み方】
ろうぎかいてい
【意味】
ほんの些細なことが、大きな事件や事故の原因となること。
【語源・由来】
「螻蟻」はけらとありのこと。「潰堤」は堤防が崩壊する意。けらやありのような小さな虫があけた穴でも、堤防を崩壊させる原因になることがあるという意。
【典拠・出典】
『韓非子』「喩老」
【類義語】
・小隙沈舟(しょうげきちんしゅう)
螻蟻潰堤(ろうぎかいてい)の使い方
健太くん。そんな小さい事件にかかずらっている場合じゃないわよ。
螻蟻潰堤というじゃないか。事件に大きいも小さいもないと思うんだよ。
健太くんのくせに正論をいうじゃないの。
わかってくれた?
螻蟻潰堤(ろうぎかいてい)の例文
- 些事だからと馬鹿にしていたら、螻蟻潰堤というように、取り返しがつかないことになります。
- 小事だから後回しにしていたら、螻蟻潰堤って本当でした。
- 螻蟻潰堤というから些細なことも見逃してはいけない。
- よく螻蟻潰堤といわれるように、問題は小さいうちにつぶすようにしています。
- 無視してしまっていた大した事がない問題に、こんなに悩まされることになるなんて、まさに螻蟻潰堤だった。