【四字熟語】
左顧右眄
【読み方】
さこうべん
【意味】
周りを気にして、なかなか決断を下さないこと。他人の様子をうかがって、決断をためらうこと。左を見たり右を見たりする意から。もとは、ゆったりと得意で余裕のある様子をいった語。
「顧」はかえりみる。「眄」は横目でちらりと見る。また、かえりみる。
【典拠・出典】
曹植「呉季重に与うるの書」
【類義語】
・右顧左眄(うこさべん)
・狐疑逡巡(こぎしゅんじゅん)
・左眄右顧(さべんうこ)
・首鼠両端(しゅそりょうたん)
・遅疑逡巡(ちぎしゅんじゅん)
左顧右眄(さこうべん)の使い方
健太くん。決断の時よ。左顧右眄している場合じゃないわ。
そ、そうだよね。で、でもね・・・。
いつまで迷っているのよ。人の目を気にしている場合じゃないって言ってるでしょ。
わかったよ。思い切ってこっちにする!
左顧右眄(さこうべん)の例文
- 夢を追いかけると決めた以上左顧右眄しない。
- 左顧右眄していたら、真の芸術作品は生まれない。
- 健太くんは、人の意見に流されて左顧右眄しがちだ。
- ともこちゃんは、些細なことにこだわらない性格なので、左顧右眄することはない。
- 健太くんは、左顧右眄してあいまいな答えをした。