【四字熟語】
三豕渉河
【読み方】
さんししょうか
日本漢字能力検定
1級
【意味】
文字の誤り。文字を誤って読んだり書いたりすること。
【語源・由来】
昔、ある史官が「己亥渉河(己亥の年、河を渡る)」と書いてあるのを、「己」を「三」、「亥」を「豕」と読み。その誤りを子夏が、「三匹の豚などという元号はない」と指摘したという故事から。
【典拠・出典】
『呂氏春秋』「察伝」
【類義語】
・三豕己亥(さんしきがい)
・三豕金根(さんしきんこん)
・三豕渡河(さんしとか)
・魯魚亥豕(ろぎょがいし)
三豕渉河(さんししょうか)の使い方
テストで0点だったの。
ええっ。ともこちゃんはいつも100点じゃないか。
なんだかぼんやりしていて、「ともこ」を「ともて」って書いてしまったの。
三豕渉河しただけで?厳しい先生だね。
三豕渉河(さんししょうか)の例文
- 原稿を読んでいた政治家が、「未曽有」を「みぞゆう」と三豕渉河しました。
- 「蓮舫」を「れんぽう」と三豕渉河した彼は、すぐに謝罪しませんでした。
- 関西(かんせい)学院大への謝罪会見で「かんさいがくいんだい」と三豕渉河した学長は謝る気がないと思います。
- 「b」と「6」を三豕渉河した健太くんは試験で散々な結果になりました。
- 「造詣」をずっと「ぞうし」と三豕渉河していたよ。