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洗垢索瘢【せんこうさくはん】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
洗垢索瘢

【読み方】
せんこうさくはん

「垢を洗いて瘢を索む」とも読む。

【意味】
他人の欠点や誤りをどこまでも追及してほじくりかえすたとえ。

【語源・由来】
垢を洗い落としてまで傷を探す。「索」は求める。「瘢」はあと、傷あとという意味から。欠点や過失という意味。

【典拠・出典】
後漢書』「趙壱伝」

【類義語】
・洗垢求瘢(せんこうきゅうはん)
吹毛求疵(すいもうきゅうし)

洗垢索瘢(せんこうさくはん)の使い方

健太
最近、野党の追及の手が緩んでいるんじゃないのかな。
ともこ
重箱の隅をつつくように、しつこく洗垢索瘢してほしいわよね。
健太
国民の代表という意識はあるのかな?
ともこ
自分は偉いとしか思っていないかもしれないわね。

洗垢索瘢(せんこうさくはん)の例文

  1. ともこちゃんを蹴落としたい健太くんは、洗垢索瘢、ともこちゃんのあら捜しに余念がないです。
  2. 他人の欠点ばかり見て、洗垢索瘢している自分が嫌にならないの?
  3. ただでさえ失敗して落ち込んでいるのに、洗垢索瘢されたらもう立ち直れないよ。
  4. 自分のことを棚に上げて洗垢索瘢する人が上司だと疲れます。
  5. 負けず嫌いの健太くんは、よく洗垢索瘢して友人を陥れます。
ABOUT US
北澤篤史サイト責任者
ことわざ・漢字熟語の専門家、ことわざ学会理事。2025年度ことわざ研究奨励賞受賞。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる すごいことわざ図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる おもしろい四字熟語図鑑』(共に講談社)がある。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。

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