【四字熟語】
扇枕温衾
【読み方】
せんちんおんきん
「枕を扇ぎ衾を温む」とも読む。
【意味】
親孝行なことのたとえ。
【語源・由来】
『東観漢記』「黄杏伝」扇枕温席より。夏には枕もとで扇であおいで涼しくし、冬には自分の体温で親の布団を温めてから、親を寝かせるという意味。「衾」は掛布団のこと。
【典拠・出典】
『晋書』「王延伝」
【類義語】
・扇枕温被(せんちんおんぴ)
・温凊定省(おんせいていせい)
扇枕温衾(せんちんおんきん)の使い方
健太くん。何を選んでいるの?
もうすぐ母さんの誕生日だからプレゼントを選んでいるんだよ。
健太くんは扇枕温衾ねえ。お母さんの誕生日を覚えているなんて偉いわあ。
そうだ。ともこちゃん、僕と一緒にプレゼントを選んでよ。どれがいいか分からなかったんだ。
扇枕温衾(せんちんおんきん)の例文
- 扇枕温衾のつもりで、両親に家をプレゼントしました。
- 今まで心配ばかりかけてきたので、扇枕温衾の気持ちを込めて一緒に旅行に行きました。
- 健太くんは扇枕温衾な息子なので、離れて暮らしていても頻繁に両親の様子を見に行っているようです。
- ともこちゃんは心優しい女の子なので、扇枕温衾の気持ちで、いつも忙しい両親のために家事を担っています。
- 社会人になったので、扇枕温衾というように両親を大切にしたいと思いました。