【四字熟語】
神工鬼斧
【読み方】
しんこうきふ
【意味】
人間わざとは思えないほどすぐれた細工や作品のこと。
【語源・由来】
「神工」は神の細工のこと。「鬼斧」は鬼が斧をふるった細工という意味。神わざ・名人芸のことをいう。
【典拠・出典】
『荘子』「達生」
【類義語】
・鬼斧神工(きふしんこう)
・運斤成風(うんきんせいふう)
・匠石運斤(しょうせきうんきん)
神工鬼斧(しんこうきふ)の使い方
ともこちゃん。昨日、ゴッホのひまわりを見てきたんだよ。神工鬼斧だったよ。
へえ。ゴッホ展をやっているの?
違うんだよ。新宿に行けばいつでも見ることができるんだよ。ガラス越しとはいえ、神工鬼斧をとても近くで見ることができるんだ。
神工鬼斧を気軽に見ることができるなんてすばらしいわね。
神工鬼斧(しんこうきふ)の例文
- 運慶の作る像は神工鬼斧、まさに神の手で作られた彫像のように素晴らしい。
- オーギュスト・ロダンの考える人は、神工鬼斧で、見ているこっちも考え込んでしまう。
- モネの絵は神工鬼斧な絵で、あたかもそこに立っているかのような感覚に襲われます。
- ともこちゃんの作る作品は神工鬼斧で、将来を嘱望されている若きアーティストなんです。
- 健太くんの版画は、神工鬼斧、息遣いが伝わってくるようで、彼にはかなわないと悟りました。