著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

瞋目張胆【しんもくちょうたん】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
瞋目張胆

【読み方】
しんもくちょうたん

【意味】
大いに勇気をうちふるうさま。

【語源・由来】
「瞋目」は目玉をむきだすこと。「張胆」は肝っ玉を大きくふくらますこと。恐ろしい場面に直面しても、目をらんらんと輝かし肝っ玉をすえて立ち向かうさま。

【典拠・出典】
史記』「張耳陳余伝」

瞋目張胆(しんもくちょうたん)の使い方

ともこ
健太くん。ここはお化けが出るといわれている家じゃないの。ちょっと見ていきましょうよ。
健太
嫌だよ。こんなところ早く通り過ぎようよ。
ともこ
健太くんは空手を習っていて鍛えているんだから、お化けと出会っても瞋目張胆としていてくれないとだめじゃないの。
健太
お化けと空手は関係ないよ。

瞋目張胆(しんもくちょうたん)の例文

  1. 隣の犬は、瞋目張胆としている人には吠えないのに、弱そうな人にはよく吠えるんです。
  2. 優勝候補を前にして内心ひるんだとしても瞋目張胆、堂々としていればいい、君たちは今までよくがんばってきたから勝てると思うぞ。
  3. ともこちゃんは、突然現れた害虫に瞋目張胆と立ち向かいました。
  4. 瞋目張胆として、気持ちから負けないように!
  5. 僕に猫パンチをしてきた猫は、瞋目張胆、勇気を出そうとがんばっているようだったけれども、腰が引けていました。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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