著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

身体髪膚【しんたいはっぷ】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
身体髪膚

【読み方】
しんたいはっぷ

しんていはっぷとも読む。

【意味】
からだ全体のこと。

【語源・由来】
からだと髪の毛と皮膚で、からだ全体をいう。父母から受けついだ大切なものの意味がこめられている。

出典に「身体髪膚之を父母に受く、敢えて毀傷せざるは孝の始めなり」とある。

【典拠・出典】
孝経』「開宗明義賞」

身体髪膚(しんたいはっぷ)の使い方

ともこ
まあ。健太くん。そんなところに登ったら危ないわよ。けがをしたらどうするの?
健太
平気だよ。ほら、片足で立つこともできるよ。
ともこ
やめなさいよ。身体髪膚、無傷で産んでくれたお母さんに申し訳ないと思わないの?
健太
けがをしたら、心配をかけてしまうよね。やめておくよ。

身体髪膚(しんたいはっぷ)の例文

  1. 水泳は、身体髪膚を使うスポーツなので、鍛えたいなら一番お勧めしますよ。
  2. ゲリラ豪雨にあってしまい、身体髪膚、びしょぬれになってしまいました。
  3. ともこちゃんのお父さんと会った時に、頭の天辺から足の爪先まで、身体髪膚をじろじろ観察され、値踏みされている気分でした。
  4. 身体髪膚、鳥肌が立つような恐怖を味わいました。
  5. この人体模型を使えば、身体髪膚、内臓まで学ぶことが可能です。
ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

四字熟語の逆引き検索



error: 右クリックは無効です。