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四海兄弟【しかいけいてい】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

四海兄弟

四海兄弟の意味(語源由来・出典・類義語)

意味

【四字熟語】
四海兄弟

【読み方】
しかいけいてい

「しかいきょうだい」とも読む。

【意味】
真心と礼儀を尽くして他者と関わることで、世界中はみんな兄弟のように仲良くなるということ。
また、そうすべきであるということ。

四字熟語の博士
「四海兄弟」という四字熟語は、世界中の人々がお互いに敬意を持ち、心からの思いやりを持って接すれば、みんなが兄弟のように仲良くなることができる、という意味だよ。
それが理想的な関係性だとも言えるね。
助手ねこ
ええなあ、それはつまり、「どんなに遠く離れてても、心が通えば皆、兄弟みたいになれる」ってことやな。
相手を大切に思う気持ちがあれば、どこにいても仲良くなれるってわけやな。
これは、「思いやりの心で全ての人と仲良くする大切さ」を教えてくれる言葉やねんな。

【語源・由来】
「四海(しかい)」は、四方の海のうちということ。天下、世界中という意味。

【典拠・出典】
論語』「顔淵」

【類義語】
四海同胞(しかいどうほう)
・四海一家(しかいいっか)

四海兄弟(しかいけいてい)の解説

カンタン!解説
解説

「四海兄弟」っていうのは、みんなが誠心誠意、礼儀正しく他の人々と接すると、どこにいてもみんなが仲良しで、まるで本当の兄弟みたいになれるという考え方なんだよ。

「四海」とは、東西南北を囲む海全体を指していて、これで「世界中」を意味しているんだ。「兄弟」は「きょうだい」とも読むんだよ。

これは、『論語ろんご』という本の中の「顔淵がんえん」という部分から来ていて、そこには「君子は敬して失う無く、人とうやうやしくして礼有らば、四海の内、皆兄弟なり」と書かれているんだ。これは、「人々が敬意を持って、礼儀正しく接するなら、世界中の人々はみんな兄弟のようになれる」っていう意味だよ。だから、四海兄弟とは、全世界の人々が互いに尊重し合い、礼儀を大切にすることで、どこでも友達や家族のように仲良くできるという考え方なんだね。

四海兄弟(しかいけいてい)の使い方

健太
海外に行っていた叔父さんが帰国して、昨日うちに遊びに来てくれたんだ。
ともこ
健太くんの叔父さんは、世界中を旅しているのよね。私もお話を聞かせてもらいたいわ。
健太
叔父さんはいつも、四海兄弟だといって、世界中に友達がいるんだよ。
ともこ
素敵なことね。私もそんな風に人と接することを、心がけたいわ。

四海兄弟(しかいけいてい)の例文

例文
  1. 世界中の人が四海兄弟の心を大切にすれば、きっと平和な世の中になるだろう。
  2. たとえ使っている言葉が違っていても、四海兄弟の心があれば、きっと気持ちは伝わる。
  3. 争いのない平和な世の中になるためには、人々が四海兄弟の心を持つことで、実現できるのではないだろうか。
  4. 四海兄弟の心を持って、まずは隣にいる人に微笑みかけてみよう。
  5. 自分の利益ばかりを優先しているから、人との関りがうまくいかなくなるのではないだろうか。やはり、四海兄弟を心がけることが大切なのだと思う。

四海兄弟の文学作品などの用例

  1. 一視同仁、四海兄弟といえば、この地球はあたかも一家のごとく、地球上の人民は等しく兄弟の如くにして、その相交るの情に厚薄の差別あるべからず。<福沢諭吉・文明論之概略>
  2. 人間の頭脳の最高水準を次第に引き下げて、賢い人間やえらい人間をなくしてしまって、四海兄弟みんな凡庸な人間ばかりになったというユートピアを夢みる人たちには徹底的な災難防止が何よりの急務であろう。〈寺田寅彦災難雑考

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