【四字熟語】
四門遊観
【読み方】
しもんゆうかん
【意味】
釈迦がまだ太子であったとき、王城の四方の門から郊外に出かけ、老、病、死の苦を見て人生の無常を感じ、出家を決意したということ。
【語源・由来】
釈迦は、東門を出て老人を、南門を出て病人を、西門を出て死人を見た後、北門を出て修行者に会い、出家を決意したといわれる。
【典拠・出典】
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【類義語】
・四門出遊(しもんしゅつゆう)
四門遊観(しもんゆうかん)の使い方
釈迦は王子さまだった時に、四門遊観を経て出家したんだよね。
そうなのよ。とても恵まれた生活だったから。老いた人や病んだ人を見て衝撃を受けたらしいわ。そして、生老病死の苦悩は、出家によって克服できると考えたのよ。
へえ。アンチエイジングに大金を払っている世の女性に教えてあげたいね。
そうね。出家で克服するべきね。
四門遊観(しもんゆうかん)の例文
- 仏陀は四門遊観を経て出家したが、人生は苦に満ちている、その苦しみの中でどう生きるかが大切だと説いています。
- 四門遊観を経て出家した仏陀が感じたように、生きるということは苦しみとそして恥ずかしさばかりだと思う。
- シッダールダは四門遊観を経て出家を決意したのだけれども、人間の存在を構成するものはすべて苦であると経典に書いてある。
- みんなが幸せそうに笑っている世の中だったら、仏陀は四門遊観を経て出家することはなかっただろう。
- 四門遊観を経て出家を決意した仏陀のように、日本の未来に希望を持てない僕は出家しようと思う。