白河夜船の意味(出典)
【四字熟語】
白河夜船
「白河」は「白川」、「夜船」は「夜舟」とも書く
【読み方】
しらかわよふね
「しらかわよぶね」とも読む。
【意味】
知ったかぶりをすること、または、ぐっすり眠り込んで、何が起こったか知らないことのたとえ。京都の白河(一説に、船の通れない谷川の名ともいう)のことを聞かれた人が、地名とは知らずに川の名と勘違いして、夜船で通ったから知らないと答えたため、京都見物に出かけたという嘘(うそ)がばれてしまった、という話に基づく。
それなら、「すっごく眠ってて、何も気付かへん」ってことやな。
それと、知らないことを知ってるふりするっていう意味もあるんやな。
これは、「本当に知らんときは素直に知らんと言おう」と教えてくれる言葉やで。
それと、知らないことを知ってるふりするっていう意味もあるんやな。
これは、「本当に知らんときは素直に知らんと言おう」と教えてくれる言葉やで。
【典拠・出典】
『毛吹草』「二」
白河夜船(しらかわよふね)の解説
カンタン!解説
「白河夜船」っていうのは、ぐっすりと深く眠って、周りのことを全然気づかない状態を表す言葉なんだよ。「白河」は日本の京都にある地名で、「河」は「川」を、「船」は「舟」を意味するんだ。
でも、この四字熟語の由来は、ちょっと面白い話があるんだ。「白河夜船」っていう表現は、京都を訪れたことがあると言ってる人が、白河のことを聞かれたときに、それが川のことだとばかり思い込んで、「夜は船で通ったから、寝ててよく分からなかった」って答えた、という話から来てるんだよ。
だから、「白河夜船」って言うときは、眠ってて何も知らなかった、という意味になるんだね。ちなみに、この言葉の出どころは、「毛吹草」っていう本から来ているよ。
白河夜船(しらかわよふね)の使い方
普通の家ならまだ白河夜船の時刻だけれども、おばあちゃんのような豆腐屋さんは、起きている時間なんだよ。
ふわあ。眠いわね。でも、せっかく豆腐屋の仕事体験をさせてもらうんだから、あくびをしている場合じゃないわね。
うん。まだ真っ暗だね。おばあちゃんは、この生活を何十年も続けているから平気だそうだけど、僕も眠いよ。
顔を洗ってすっきりしたわ。よしっ。豆腐作りの手伝いをがんばるぞ!
白河夜船(しらかわよふね)の例文
- 悪夢を見て目を覚ますと、家族はみんな白河夜船のようでした。
- 彼は疲れていたようで、横になるとすぐに白河夜船になった。
- 布団で白河夜船になっているときに、電話でたたき起こされました。
- 白河夜船で夜中の火事には全く気付かなかった。
- その時間は、お酒を飲み過ぎて白河夜船だったよ。
白河夜船の文学作品などの用例
- こんなに綺麗な景色を白河夜船で通っちゃ損だからね。<長与善郎・竹沢先生と云ふ人>
- しかし、眉間の傷も冴えやかなわが早乙女主水之介は、うしろの柱によりかかって、いとも安らかに白河夜船です。〈佐々木味津三・旗本退屈男 第六話 身延に現れた退屈男〉
また、知らないことを知っているふりをすることも指すんだ。