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蜀犬吠日【しょくけんはいじつ】の意味と使い方や例文(出典・類義語)

蜀犬吠日

蜀犬吠日の意味(出典・類義語)

意味

【四字熟語】
蜀犬吠日

【読み方】
しょくけんはいじつ

「しょっけんはいじつ」とも読む。

【意味】
無知な人は、当たり前の事柄にも、怪しんで恐れること。また、見識もなく劣った者が、他人の言動をむやみに批判すること。

四字熟語の博士
「蜀犬吠日」という四字熟語は、知識がない人が普通のことにも不思議に感じたり、恐れたりすることを言うんだよ。
また、人の行動や言葉を理解せずに無闇に批判することも含んでいるんだ。
助手ねこ
ほんまにな。それはつまり、「分からへんことは全部怖い」やなんか、「他人のことを知らずにぶつぶつ文句を言う」みたいなことやな。
まあ、この言葉は、「知識をつけて、理解しよう」と教えてくれてるんやな。

【典拠・出典】
招北客文

【類義語】
・越犬吠雪(えっけんはいせつ)
呉牛喘月(ごぎゅうぜんげつ)
吠日之怪(はいじつのあやしみ)

蜀犬吠日(しょくけんはいじつ)の解説

カンタン!解説
解説

「蜀犬吠日」っていうのは、ふつうのことでも知らないからといって、すぐに疑ったり恐れたりする人、あるいは他人のことを根拠もなくけなす人のことを指すよ。「蜀犬しょっけんゆ」って読むんだよ。

中国にはしょくっていう地域があるんだけど、ここは山ばかりでよく霧が出て、日がなかなか出ない暗いところなんだ。そこの犬たちは、普段から日が見えないから、たまに日が出てくると「何だこれは!?」ってビックリして吠えちゃうんだって。それがこの四字熟語の由来なんだよ。

だから、「蜀犬吠日」っていうのは、知らないことを見てすぐに驚いたり、わけもわからずに他人のことをけなす人のことを表しているんだよ。

この言葉は、柳宗元りゅうそうげんという人が書いた「答韋中立論師道書いちゅうりつにこたえしどうをろんずるのしょ」っていう文章から来ているんだよ。

蜀犬吠日(しょくけんはいじつ)の使い方

健太
この前、インフルエンザにかかって、新しい薬を処方されたんだよ。
ともこ
ああ、あの副作用が怖いと評判の新しい薬の事?大丈夫だったの?
健太
お医者さんが、世間で騒がれているけれども、蜀犬吠日だし、適切に使用すれば大丈夫だから安心してくださいって説明してくれたんだよ。その薬のおかげですぐに熱が下がったんだ。
ともこ
へえ。患者さんの納得がいくまで説明をしてくれるなんていいお医者様ね。

蜀犬吠日(しょくけんはいじつ)の例文

例文
  1. 自分の無知を棚に上げてともこちゃんを非難するなんて、蜀犬吠日とはこのことだ。
  2. 蜀犬吠日、疑いの念を捨てて、人の意見に耳を傾ける姿勢が大事です。
  3. 直ちに体に影響が出るものではないから、そんなに怖がるなんて蜀犬吠日だと言われても、いつかは影響が出そうで怖いんです。
  4. 蜀犬吠日、この法律が本当に改悪かどうか、改正案を全文読んでからもう一度考えてみてください。
  5. 蜀犬吠日、疑いは真実を見る目を曇らせます。

蜀犬吠日の文学作品などの用例

  1. 蜀犬日に吠え、呉牛月にあえぐと云うから、わしの様な田舎者は、かえって困るかも知れんてのう。〈夏目漱石草枕

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