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質実剛健【しつじつごうけん】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・対義語・英語訳)

質実剛健

【四字熟語】
質実剛健

【読み方】
しつじつごうけん

【意味】
中身が充実して飾り気がなく、心身ともに強くたくましいさま。まじめでしっかりしていること。質実剛健な気性などと表現する。
かつては、質実剛健であることが男子の理想的姿として、校訓などによく用いられた。

「剛健質実(ごうけんしつじつ)」ともいう。

【語源・由来】
「質」は素朴。「実」は誠意の意味で「質実」は飾り気がなく誠実なこと。
「剛健」は心やからだが強く、健やかであること。

「剛」を「強」と書き誤らないように注意しましょう。「実」の旧字体は「實」。

【典拠・出典】

【類義語】
剛毅木訥(ごうきぼくとつ)
・剛健質実(ごうけんしつじつ)

【対義語】
巧言令色(こうげんれいしょく)

【英語訳】
unaffected and sincere, with fortitude and vigor(vigour)


質実剛健(しつじつごうけん)の使い方

ともこ
あれ?健太君、眉毛書いてるの?
健太
そうだよ。眉毛を書いて、リップクリームもつけてるよ。ほら、ちょっと色がついてるだろ? 昨日はね、寝る前にフェイスパックもしたから、肌もつやつやだろ?
ともこ
う・・・うん。
でも、私は化粧とかで飾らない素の健太君の方が質実剛健で素敵だと思うけどな・・・。
健太
そうかあ。やっぱり男は中身で勝負だよな。うん! すぐ化粧を落としてくるよ。

質実剛健(しつじつごうけん)の例文

  1. Dさんは豪快で、やや時代に逆行しているが質実剛健な気性の持ち主だ。
  2. もうすぐ公開予定の映画の主人公は、質実剛健という言葉を身をもって示した、歴史上の人物だ。
  3. 我が母校は、質実剛健を重んじる厳しい学校だった。
  4. 男子たるもの、質実剛健でなくてはならん!
  5. 彼はよく働き、嘘をつかず、女性にも男性にも敬意を払う。どんな困難にも立ち向かう強さもある質実剛健な人物だ。
【孟姜女考(もうきょうじょこう)/有吉佐和子】
質実剛健という長く忘れていた美徳への郷愁が湧(わ)き起こり、それが日本人たちがこれが高い石段を登って行くための直接の原動力になった。

まとめ

朴訥(ぼくとつ)で自分を飾らず、心身の健康と精神力を強く保つ。まさしく日本の侍魂に根付く生き方と言える。
誘惑の多い昨今、質実剛健に生きるのは難しいことだろう。
だからこそ、人生の道を踏み誤らぬよう、心を律し、一本筋の通ったような人でいたいと強く思うのだ。


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