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束髪封帛【そくはつふうはく】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
束髪封帛

【読み方】
そくはつふうはく

【意味】
妻が堅く貞操を守ること。

【語源・由来】
「束髪」は髪を束ねること。「封帛」は白いねり絹で封じること。
中国の唐の賈直言は、連座の罪で遠方に左遷されることになった。直言は若い妻に「私を待たないで、再婚するように」と言ったところ、妻は縄で髪を束ねて、「あなた以外の人にこの縄は解かせない」という誓文を書いた帛(白いねり絹)を作り、夫に署名させたうえで束髪を封じた。それから二十年の後、罪を許された直言が戻ると、妻は夫を待ち続けていたという故事から。

【典拠・出典】
新唐書』「列女・賈直言妻薫氏伝」

束髪封帛(そくはつふうはく)の使い方

ともこ
先生の奥さんは、まさに束髪封帛という感じだったのに、まさか浮気をしているなんてびっくりよね。
健太
そうだね。先生は意気消沈して授業に集中できないって感じだよね。
ともこ
はやく元気になってくれないと、私たち生徒も困るわよね。
健太
生徒みんなで元気づけてあげよう。

束髪封帛(そくはつふうはく)の例文

  1. 妻は束髪封帛を誓いました。
  2. 束髪封帛を約束した彼女は、夫が戦争から帰ってくると信じ待ち続けました。
  3. 束髪封帛を誓った妻が、僕が知らない男性と腕を組んで歩いていました。
  4. 妻は束髪封帛を約束してくれたので、裏切ることはないと思います。
  5. 妻を残して単身赴任しますが、束髪封帛を誓ってくれたので安心です。

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