損者三友の意味(語源由来・出典・対義語・英語訳)
【四字熟語】
損者三友
【読み方】
そんしゃさんゆう
【意味】
交際して損をする三種の友人のこと。うわべだけの不正直な人、誠実さのない人、口先だけ達者な人を友とするのは害であるということ。
そうかいな。それは、「見かけばかりの人や、ぺこぺことおせじばかりする人、そして口ばっかりで行動が伴わへん人」を友達にすんなってことやな。
そういう人と友達になったら、大抵の場合、自分が損をすることになるんやな。
これは、「本当の友達って何か」を考えさせられる言葉やね。
そういう人と友達になったら、大抵の場合、自分が損をすることになるんやな。
これは、「本当の友達って何か」を考えさせられる言葉やね。
【語源・由来】
「損者」は利益になることがない友人。「三友」はうわべだけの不正直な人、誠実さのない人、口先だけ達者な人のことから。
【典拠・出典】
『論語』「季氏」
【対義語】
・益者三友(えきしゃさんゆう)
【英語訳】
worthless-association people
worthlessは「無価値」という意味の名詞。
英文例
彼は損者三友なので付き合ってはいけない。Do not associate with him because he is worthless-association people.
英文例
彼は損者三友なので付き合ってはいけない。Do not associate with him because he is worthless-association people.
損者三友(そんしゃさんゆう)の解説
カンタン!解説
「損者三友」っていうのは、友達にしたら損しちゃう三つのタイプの人を表しているんだよ。これらの人たちは、見かけだけの人、本当に誠実さがない人、口ばかりうまい人のことを指すんだ。
まず、「見かけだけの人」っていうのは、外見や態度はいいけど、実際は不正直な人のことを言うんだ。「誠実さのない人」っていうのは、見た目は優しそうでも、実は心から誠意がない人のこと。「口ばかりうまい人」っていうのは、言葉で人をうまく操るけど、実際の行動は伴わない人のことだよ。
これらのタイプの人と友達になると、結局は損をするっていう意味なんだ。だから、「損者三友」とは、こういう人たちと友達になることは避けた方がいいっていう教訓を教えてくれる四字熟語なんだよ。
ちなみに、この言葉の出典は、昔の中国の賢者、孔子の言葉を集めた「論語」の中の「季氏」っていう部分から来ているんだよ。
損者三友(そんしゃさんゆう)の使い方
健太くん、今度赴任してきた先生とはもう話をしたの?
いや、まだ朝のあいさつをしたくらいだけど、どうしたの?
なんだか、第一印象が悪かったのよ。ニコニコしてはいるんだけど、何と言うか、損者三友っぽいと言うか・・・
うーん、どうなんだろう。僕も気をつけて話をしてみるよ
損者三友(そんしゃさんゆう)の例文
- 彼とは、私の親友の紹介で会ったのだが、どうにも印象が悪い。別に人当たりが悪いわけでは無いのだが、女の直感というか、損者三友の類な気がしてならない。
- つい最近のことだが、一年間付き合った彼と別れた。母からは損者三友な人に見えるから気をつけなさいと忠告されていたのだが、それが大当たりだった。感じが良いのは表面だけで、実際は誠実さがまったくない人だった。
- 損者三友とは言うが、実際にその人物かどうかは付き合ってみないとわからない。新しいクラスで初めてできた友人は、一見良い人そうだったが、実は違っていた。
- 私の友人に、やたらと弁舌がたつ人がいる。根は良い人だと思うのだが、彼と会話していると、何でも言いくるめられているような嫌な気持ちになるので、それを続けていると損者三友だと思われるよ、と忠告した。
- 人と付き合うときには、正直で、誠実に、口先だけでなく行動を伴うようにしなければ、損者三友な人だと思われてしまう。
それは、見かけだけを飾る正直さのない人、本心を隠してごまかす人、そして言葉ばかりがうまい人の三つだ。