【四字熟語】
益者三友
【読み方】
えきしゃさんゆう
日本漢字能力検定
5級【意味】
交際して有益な三種の友人のこと。三益友。
正しいと思うことを直言する正直な人、誠実な人、博識な人。
人と付き合うに当たって、友人をどう選ぶかを述べた語。
「者」の旧字体は「者」。
【語源・由来】
<論語(ろんご)・季氏(きし)>より
直(なお)きを友とし、諒(まこと)を友とし、多聞を友とするは益なり
対して、交際して損をする、
不正直・不誠実・口先だけ達者な人を「損者三友」という。
「益者三友、損者三友」と並べ、友人を選ぶときの心得をいう。
不正直・不誠実・口先だけ達者な人を「損者三友」という。
「益者三友、損者三友」と並べ、友人を選ぶときの心得をいう。
【類義語】
益者三楽(えきしゃさんごう)
【対義語】
損者三友(そんしゃさんゆう)
【英語訳】
Three kinds of beneficial friends:honest, sincere, and knowledgeable man
益者三友(えきしゃさんゆう)の使い方

健太さんのお友達の彼。すっごく物知りよね。

そうなんだ。彼とは大学時代からの付き合いで、僕の益者三友の一人なんだよ。

益者三友と呼べる友人を持っているなんて、素敵ね。

僕の宝と言える、すばらしい友人達さ。
益者三友(えきしゃさんゆう)の例文
- 私の過ちを率直に指摘してくれて親身にアドバイスしてくれる、信用できて、いろいろと教えてくれる。大親友の彼女は一人で益者三友に足る、すてきな友だ。
- 益者三友と言って益になる友人を探すのはいいが、自分が人に益友と認めてもらえるような努力も必要だ。
- 本当に僕は果報者(かほうもの)だよ。君は正直者だし、C君は共に誠実な道を歩いていける友だし、D君は博識を持っている。この年齢で益者三友に恵まれて幸せに思ってるよ。
- 友を選ぶなら益者三友を選ぶ。
- 「また、夜遊びかい? 君が今一緒にいる友人は益者三友かい? 損者三友ではないのかな?」
- 君の益者三友を一生大切にするべきだ。
- 私は人を敬遠してしまうため友人が少ないが、その友人はまさに益者三友と呼べる存在なのだ。
- この研究の成功は私一人では成し遂げられませんでした。益者三友と言うべき尊敬に値する仲間達の協力があってこその成果なんです。
- 道理を教えてくれる。自分のことを本当に思ってくれる。そして信頼できる。
益者三友が得られれば、人生は数倍楽しい!