著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

水清無魚【すいせいむぎょ】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
水清無魚

【読み方】
すいせいむぎょ

【意味】
あまりに清廉潔白でかえって人に親しまれないものだということ。

【語源・由来】
澄み切った水には魚が住まないという意。

【典拠・出典】
後漢書』「班超伝」

水清無魚(すいせいむぎょ)の使い方

ともこ
この前電車に乗った時に、優先座席に座っている若い女性を怒っている老人がいたのよ。
健太
まあ、若い人は優先座席に座ってはいけないよね。率先して老人に譲るべきだよね。
ともこ
それが、その女性は貧血気味で調子が悪かったのよ。
健太
そっかあ。そういう場合もあるよね。水清無魚、正義を振りかざしているばかりじゃだめだよね。

水清無魚(すいせいむぎょ)の例文

  1. 彼の言っていることは正しいけれども、水清無魚、正しいだけでは人はついてこないのです。
  2. 水清無魚、清濁併せ呑むくらいの人が良い。
  3. きれい好きなのはいいことだけど、水清無魚、度が過ぎると友達がいなくなりますよ。
  4. 水清無魚、健太くんは神経質すぎるから、彼の家には誰も遊びに行かないんです。
  5. 水清無魚というように、周りの人が不快になるくらいに徹底的にやらないほうが良い。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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