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酔生夢死【すいせいむし】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語・英語訳)

酔生夢死

酔生夢死の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)

意味

【四字熟語】
酔生夢死

【読み方】
すいせいむし

【意味】
価値のあることをなにもせず、ただぼんやりと一生を過ごすこと。人生をむだに送ること。
酒に酔ったように、ぼんやりと生き、夢の中にいるような心地で死んでいく。生きている意味を自覚することなく一生を終えること。

「酔生夢死の人生」などと表現する。
「夢」を「無」と書くのは誤りなので気をつけましょう。
四字熟語の博士
「酔生夢死」という四字熟語は、酒に酔っているかのように、または夢を見ているかのように、何もしないでぼんやりと生きることを表しているんだよ。
何も成すことなく、ただ時が過ぎていくというイメージだね。
助手ねこ
ほんなら、「なにもせずにぼんやりと一生を過ごす」ってことやな。
まるで酔っ払ってたり、夢見てるみたいに、なにもせずに時間だけが過ぎていくんやな。
これは、「生活に目的や意義を見つけて、積極的に生きる大切さ」を教えてくれる言葉やで。

【語源・由来】
『高才明智と雖(いえ)ども、見聞に膠(あやま)られ、酔生夢死して自ら覚(さと)らざるなり。』
すぐれた才能や知恵の持ち主でも、見聞した知識に惑わされて、酒に酔ったような夢を見ているようなありさまで一生を送って死んでしまい、それにすら気がつかないのである。

「酔」の旧字体は「醉」。

【典拠・出典】
小学』程頤「嘉言」

【類義語】
無為徒食(むいとしょく)
・遊生夢死(ゆうせいむし)

【英語訳】
・Spend a lifetime, of doodling without do valuable things.
・Send the life to waste
・I live in a hazy feeling like a drunk and dreaming.

酔生夢死(すいせいむし)の解説

カンタン!解説
解説

「酔生夢死」っていう言葉はね、何もせずにただ時間が過ぎていくような、何も意味がないような生活を指すんだよ。生きている意味を感じずに、ただぼんやりと日々を送ることを表すんだ。

「酔」はお酒に酔うこと、「夢」は夢を見ること、「死」は死ぬことから来ているんだ。だから、「酔生夢死」っていうのは、お酒に酔ったように、または夢を見ているような状態で、ただただ一生を過ごすことを表しているんだよ。

例えば、「彼は酔生夢死の人生を送っている」と言うと、彼は何も成し遂げることなく、ただ日々を過ごしている、という意味になるんだ。ちなみに、この言葉の出どころは、『小学しょうがく嘉言かげんっていう古い書物から来ているんだよ。

酔生夢死(すいせいむし)の使い方

健太
今年ももうすぐ終わりだね。ともこちゃんの一年はどんな一年だった?
ともこ
私? どんなって普通の一年だったわ。大きな災害に遭うこともなく平穏で無事に過ごせたわ。健太君の一年は?
健太
僕は少しだけど去年より成長できた一年だったと思う。自分でそう思うことを大事にしたいんだ。酔生夢死の人生は送りたくないからね。
ともこ
健太君ってすごいのね。私もぼんやりしてないで、目標に向かって前進していこうっと!

酔生夢死(すいせいむし)の例文

例文
  1. 親の遺産のおかげで大富豪と呼ばれた彼は、湯水のごとく金を使いまくり、酒におぼれ、自分の生きる目的を見つけられずに孤独な酔生夢死の生涯を終えた。
  2. 多忙に働いていると、酔生夢死のように生きてみたいという願望が生まれることがある。
  3. 夫は仕事に生きがいをもって取り組んでいましたし、家庭では良き父親でした。主人の人生は酔生夢死なんかではありません!
<妄想/森鴎外>より
漢学者の謂(い)う酔生夢死というような生涯を送ってしまうのが残念である。それを口惜しい、残念だと思うと同時に、適切に心の空虚を感ずる。

酔生夢死の文学作品などの用例

  1. 漢学者の酔生夢死というような生涯を送ってしまうのが残念である。それを口惜しい、残念だと思うと同時に、痛切に心の空虚を感ずる。<森鴎外妄想>

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