著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

小家碧玉【しょうかへきぎょく】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
小家碧玉

【読み方】
しょうかへきぎょく

【意味】
貧しい家庭に育った美しい娘のこと。また、とるにたらないような家の大事な宝物のこと。

【語源・由来】
「小家」は貧しい家、また、自身の家の謙称。「碧玉」は青く美しい玉という意味。

【典拠・出典】
孫綽「情人碧玉歌」

小家碧玉(しょうかへきぎょく)の使い方

ともこ
健太くんの妹はとてもかわいいわよね。
健太
小家碧玉だけどね。育ちは悪いけれども気立ては最高にいいよ。
ともこ
身分に関係なく、彼女の良さを分かってくれる旦那様が見つかると良いわね。
健太
妹なら大丈夫。きっと王族と結婚してお姫様になるよ。

小家碧玉(しょうかへきぎょく)の例文

  1. 私の家は貧しいけれども、我が家で飼われている猫は小家碧玉、大変珍しいとされているオスの三毛猫なんです。
  2. ともこちゃんは貧乏でぼろぼろの服を着ているけれども、その美しさは隠せない、小家碧玉って彼女のことですよね。
  3. ともこちゃんのお父さんは、かわいいともこちゃんを小家碧玉と言って、大事にしています。
  4. あの貧しい家にある茶碗は、小家碧玉、実は千利休が使っていた貴重な茶椀なんです。
  5. 彼女は小家碧玉、きれいに着飾ったら、どんなモデルもかなわないだろうにもったいない。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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