【四字熟語】
春愁秋思
【読み方】
しゅんしゅうしゅうし
【意味】
春の日の物憂さと秋の日の物思い。気候のいいときになんとなく気がふさぐこと。また、いつも心に悲しみや悩みを抱いていること。
【語源・由来】
「春愁」は春の日の物思い。「秋思」は秋の日の物思い、秋の物寂しい心持ち。
【典拠・出典】
白居易「陵園妾」
【類義語】
・春恨秋懐(しゅんこんしゅうかい)
春愁秋思(しゅんしゅうしゅうし)の使い方
健太くん。こんなに晴れているのに、何でため息をついているの?
天気は晴れでも、僕の心は年中曇りなんだよ。
雲一つない晴天なのに、春愁秋思だなんてもったいないわ。わかったわ。健太くんは思春期真っ只中なのね。
そうだよ。思春期でデリケートなんだから放っておいてよ。
春愁秋思(しゅんしゅうしゅうし)の例文
- 健太くんは、春愁秋思の人で、常に何かに思い悩んでいます。
- 春愁秋思の彼は、いつも悩みを抱えているから眉間にしわが寄ってしまっています。
- 春らしいうららかな午後なのに、春愁秋思、気分が上がらず外に出る気になれない。
- ともこちゃんは春愁秋思、いつもアンニュイな表情を浮かべていて、それがまた彼女の魅力になっています。
- 健太くんは空手部の部長になってから、春愁秋思、いつもすっきりしない顔をしています。