著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

株連蔓引【しゅれんまんいん】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
株連蔓引

【読み方】
しゅれんまんいん

【意味】
株やつるがつらなっているように、関係した者が残らず罰せられること。

【語源・由来】
「株連」は一人の罪の罰が数人をまきぞえにすること。「蔓引」は互いに引き連なること。つるのように連なること。

【典拠・出典】
蘇轍

株連蔓引(しゅれんまんいん)の使い方

健太
空手部の一人が飲酒をしたことが先生にばれたんだ。
ともこ
それで空手部が無期限部活動停止処分になったのね。
健太
そうなんだ。見ていたのに飲酒を止めなかった他の部員も連帯責任だって言って、株連蔓引、全員罰せられることになったんだ。
ともこ
みんなで反省の意志を先生に示して、許してもらえると良いわね。

株連蔓引(しゅれんまんいん)の例文

  1. 事件に関与した疑いのある子会社、孫会社まで株連蔓引、多くの人が罪に問われました。
  2. 薬物使用の捜査を進める内に、株連蔓引、芋づる式に関係者の逮捕につながりました。
  3. 疑わしい彼を突っつくと、株連蔓引、容疑者が増え大事件に発展することになりかねない。
  4. 殺人の容疑者とともに、彼をかくまっていた友人たちも全員、株連蔓引、逮捕されることになりました。
  5. ボールを強く蹴りすぎて、公園の隣の家の窓を割ってしまった健太くんだけでなく、株連蔓引、一緒にサッカーをしていたメンバー全員が罰せられました。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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