著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

大味必淡【たいみひったん】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
大味必淡

【読み方】
たいみひったん

「大味、必ず淡し」とも読む。

【意味】
淡白なものこそ真にすぐれており、よく好まれるものだということ。

【語源・由来】
「大味」はすぐれた味の食べもののこと。ほんとうにうまい食べ物は、必ず味が淡白だという意味から。

【典拠・出典】
漢書』「揚雄伝・下」

大味必淡(たいみひったん)の使い方

健太
あのアイドルみたいな子と結婚したいなあ。
ともこ
かわいい子はすぐに飽きるかもしれないわよ。
健太
毎日見ていても飽きないと思うけどな。
ともこ
シンプルな能面のような顔のほうが、大味必淡というようにずっと愛を育むことができるかもしれないわよ。

大味必淡(たいみひったん)の例文

  1. 海外旅行で濃い味付けのものを食べると、大味必淡、薄い味付けの日本人でよかったと思います。
  2. 大味必淡というけれど、薄味で食材の味を生かした彼の料理は絶品です。
  3. うどんや豆腐、大味必淡というように、淡白なものは毎日食べても飽きません。
  4. 大味必淡、薄い味付けのともこちゃんの手料理が一番おいしいです。
  5. 料理は大味必淡というので、調味料はほとんど使用しません。
ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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