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達人大観【たつじんたいかん】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
達人大観

【読み方】
たつじんたいかん

【意味】
物事の道理に広く通じている人は、物事の全体を客観的に見渡すことができるということ。

【語源・由来】
「達人」は、広く、また深く物事の道理に通じている人。「大観」は、広く全体を観察すること。

【典拠・出典】
文選』賈誼の「鵩鳥賦」

【類義語】
・大人大観(たいじんたいかん)
真人大観(しんじんたいかん)

達人大観(たつじんたいかん)の使い方

健太
「私失敗しないので」が口癖のともこちゃんは達人大観の人だよね。
ともこ
みんな自分の足元しか見ていないのよ。もっと未来まで見通せば失敗しないのに。
健太
それが簡単なようで難しいんだよ。
ともこ
そうなの?二手、三手先まで考える努力をするだけなのにな。

達人大観(たつじんたいかん)の例文

  1. 健太くんは達人大観の人だから、彼にすべてを任せても大丈夫だ。
  2. 裁判官は自分の感情を捨て、達人大観でなくては冤罪を生むことになってしまいます。
  3. ともこちゃんは達人大観、だけれども健太くんは木を見て森を見ずというタイプです。
  4. 達人大観な健太くんは、監督に向いているんじゃないでしょうか。
  5. ともこちゃんは達人大観、物事を未来まで見据える広い視野を持っています。
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北澤篤史サイト責任者
ことわざ・漢字熟語の専門家、ことわざ学会理事。2025年度ことわざ研究奨励賞受賞。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる すごいことわざ図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる おもしろい四字熟語図鑑』(共に講談社)がある。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。

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