【四字熟語】
天門登八
【読み方】
てんもんとうはち
【意味】
仕官して、その頂点に近づけばかえって自分の身を危うくすることのたとえ。
【語源・由来】
晋の陶侃が夢の中で翼で飛び、天の八つの門をくぐり、最後の門をくぐろうとしたがどうしてもくぐることができずに門番に杖でうたれて地におち翼を折ってしまった。のちに八州を管理し、さらに高官を目指そうとしたが、夢を思い出して思いとどまったという故事から。
【典拠・出典】
『晋書』「陶侃伝」
天門登八(てんもんとうはち)の使い方
ともこちゃん。君なら生徒会長になることができるんじゃないかな?
天門登八というように、トップに登りつめると敵が増え危険なことになるから、二番手くらいがいいわ。
じゃあ、副会長かな?
そうね。副会長を目指してがんばるわ。
天門登八(てんもんとうはち)の例文
- 健太くんは、天門登八というから中間管理職のままでいいんだと強がっていました。
- 社長になったともこちゃんは、天門登八の言葉通り、今、身の危険を感じているそうです。
- 天門登八というから、出世しないために僕は本気を出さないんです。
- 成功すればするほど、天門登八、嫉妬や羨望の的となり身の危険を感じます。
- 平社員のままでいれば、天門登八といった心配をする必要がないし気楽です。