【三字熟語】
伏魔殿
【読み方】
ふくまでん
【意味】
① 魔物が潜んでいるとされる殿堂。② 表向きの姿とは異なり、陰で悪事や陰謀が企てられている場所や組織のたとえ。「伏魔殿のような組織」のように使い、強い非難を込める言葉です。

「伏魔殿」は、もとは魔物が潜む殿堂のことだよ。今は、表向きは普通でも陰で悪だくみが行われる場所や組織をたとえる言葉なんだ。

同じ「伏魔殿」でも、魔物の殿堂と、悪だくみが行われる場所の二つの意味があるんだニャ。
【語源・由来】
中国の古典小説『水滸伝』の冒頭には、108の魔王を封じた「伏魔之殿」という建物が登場します。日本語の「伏魔殿」の由来としても、この物語との関連が指摘されています。「伏魔」は魔物を押さえ込むこと、「殿」は建物を表します。
【類義語】
魔窟(まくつ)、悪の巣窟、不正の温床(②の意味で近い表現)。「アジト」は活動の拠点を指し、必ずしも悪事が行われる場所とは限りません。
伏魔殿(ふくまでん)の使い方

ともこちゃん、この推理小説に「幹部室は伏魔殿だった」と書いてあるよ。魔物がいるの?

ここでは、陰で悪事が企てられる場所というたとえなのよ。

魔物じゃないのか。でも、悪だくみをする人間のほうが怖そうだね……。

ふふっ。謎が解けるまで、続きが気になるわね。
伏魔殿(ふくまでん)の例文
- 小説では、城の地下にある魔物の殿堂が伏魔殿と呼ばれていた。
- 長年隠されていた不正が発覚し、その組織は伏魔殿と批判された。
- 探偵は、陰謀を企てる者たちが集まる屋敷を伏魔殿と呼んだ。
- 不透明な取引が続く部署を、内部の人が伏魔殿にたとえた。
- いくつもの派閥が裏で取引を重ね、宮廷はまるで伏魔殿のようだった。












