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克己心【こっきしん】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
克己心

【読み方】
こっきしん

【意味】
自分の欲や悪い考えを制する強い心持ちのこと。

【語源由来】
中国の言行録「論語」に由来されます。弟子の顔淵が孔子に「仁」について問うた答えに「子曰く、己に克ち礼に復して仁を為す」とあり、これは「己の欲望に打ち克って礼に復すること」という意味で我欲をおさえ社会の秩序良心に従い行動することを「克己復礼」といい、この「克己」が独立して使われるようになりました。

【類義語】
自制心・精神力


克己心(こっきしん)の使い方

健太
なんだかさあ、空手とか武道やってる人間はみんなできた奴だと思われるのが嫌なんだよなぁ。

ともこ
何怒ってるの健太くん。それだけ克己心のある人間と見られてるんだから誇らなきゃあ。

健太
そんな立派じゃないやい!ゴミのポイ捨てもするし自動販売機に忘れられた百円玉を使うこともあるんだい!

ともこ
健太くん、それダメよ。

克己心(こっきしん)の例文

  1. 先生にあらゆる分野で成功のために必要なのは克己心であると教えられる。
  2. 彼は日頃から努力して克己心を鍛えている。
  3. 恩師に教えられた克己心という精神が私の人生の哲学である。
  4. 欲にまみれた伏魔殿に克己心を持つ者はいない。
  5. 克己心は日本人独特の精神のようで海外の人に説明するのは難しい。
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