【三字熟語】
金輪際
【読み方】
こんりんざい
【意味】
(=仏教で、大地の底)どこまでも。どんなことがあっても。(下に打消しのことばがくる)「―承知しない」
【語源由来】
金輪際は、仏教用語のひとつである。仏教の宇宙観に、宇宙の空中に「風輪」「水輪」「金輪」という丸い筒状の層が縦に並んで浮かんでいるとある。「金輪」の上には海で満たされていて、七つの島が浮かぶ我々の住む島(地球)と考えられており、その「金輪」の最も下に「水輪」があり、この水輪の境目を金輪際と言う。この境目は島の我々からは、はるか底にあることから、「物事の極限」を意味するようになった、とある。江戸時代はまだ、否定や拒否の意味合いでは使われていなかったが、以降、否定や拒否の意味合いとなった。その詳細は不明である。
【類義語】
二度と・一切
金輪際(こんりんざい)の使い方
健太くん、最近は何にでも真面目に取り組んでいるようね。
そりゃ、そうだよ。ともこちゃんにあんなに心配かけちゃったんだからね。もう金輪際カンニングしようなんて考えないよ。
ありがとう、健太くん。健太くんらしさが戻ってきたようで嬉しいわ。もし裏切ったりしたら金輪際会わないでおこう…とも考えていたからね。
そんなことにならないように気を引き締めるよ!!
金輪際(こんりんざい)の例文
- 裏切ってばかりのあなたとはもう金輪際会わない。
- 母が悲しむので金輪際出ていった兄の話はしないでちょうだい。
- もてなしの一つも出来ていないあんな旅館には金輪際行くものか。
- 何度もこちらが折れてきたが、金輪際 彼を許すことはしないでおこう。
- ここまで傷つけられた彼に金輪際連絡しない。