【三字熟語】
断末魔
【読み方】
だんまつま
【意味】
死ぬときの苦痛。死にぎわ。臨終。
【語源由来】
サンスクリット語の「marman」が「末魔」となった仏教用語に由来される。「末魔」とはツボのようなものであり、体にいくつもある急所のことを言うようで、これが断たれることで死に至り死ぬ間際の状態を『断末魔』と言われるようになりました。
【類義語】
臨終・今際・死に目
断末魔(だんまつま)の使い方
ねぇ、ともこちゃん。おじいちゃんってどうして生死の話を笑って出来るのかなぁ?
あら、また「早くお迎えが来て欲しいー」とか言ってるの?
そうなんだよ…。僕たちに「迷惑かけないようにポックリいきたい」なんて言って。いやな口癖だよ。
本当ね。今の時代は断末魔に苦しむような亡くなり方は少ないでしょうけど、ポックリいけるかも疑わしいわ。おじいちゃんには頑張ってもらわないとね。
断末魔(だんまつま)の例文
- 獅子に捕まった獲物の断末魔に生きる尊さを知る。
- いまは安らかな顔の祖父も首に残る爪痕が断末魔の壮絶さを示した。
- ドキュメンタリー番組で被害者の断末魔の叫びが放送されテレビ局は非難を浴びた。
- 断末魔の悲鳴が聞こえ身構えたが、うちのオウムの鳴き声だった。
- 私の好きな監督の作品に死霊が断末魔の叫びとともに塵になるシーンがあるが、これがなかなか幻想的であった。