下克上【げこくじょう】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
下克上

【読み方】
げこくじょう

【意味】
下級の者が上級の者をさしおいて、勢力をふるうこと。「―の時代・―をねらう」

【語源由来】
「下が上に打ち勝つこと」の意味で、日本では下の立場の者が上の立場の者を打ち倒して身分や秩序を侵す行為を指し、政治的な場面で用いられてきました。社会的風潮であったこの下克上も徳川家康以降はこの用語は用いられなくなった。

「下剋上」とも表記し、「剋」の字には「耐えて打ち勝つ」という意味がある。

【類義語】
座を奪う・地位を奪う・のし上がる・蹴落とす・失脚させる・クーデター


下克上(げこくじょう)の使い方

健太
本って面白いね、ともこちゃん。いまは歴史ものにはまっているんだ。
ともこ
健太くん関心ね。いつの時代の歴史ものを読んでいるの?
健太
戦国時代かな?織田信長ってすごいね。いまで言う自分の上司ばかりを倒していったんでしょう?
ともこ
下克上時代よね。いまは個の時代だから、もう流行りそうにはないわね。

下克上(げこくじょう)の例文

  1. 民のために領土を広げるための下克上だ。
  2. 主君の狼藉にもう我慢出来ぬため下克上を申し込む。
  3. 戦国時代は下克上をもってのし上がろうとする輩ばかりだ。
  4. 下克上が社会的風潮にあった幕末では権威を持つ者は気もそぞろであったろう。
  5. あの家臣が下克上を企てているなんて信じられない。
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