形而上【けいじじょう】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
形而上

【読み方】
けいじじょう

【意味】
かたちを知覚できないもの。かたちをこえたもの。無形。

【語源由来】
明治頃の易経や、ギリシャの哲学者アリストテレスの著書にも日本語で「形而上」と訳されることばがあり、形がなくても感覚的に存在を知ることができないものという意味で、哲学書などにもよく出てきます。

【類義語】
形而上的・メタフィジカル


形而上(けいじじょう)の使い方

健太
ともこちゃん、クイズだよ。そこにあるのに目に見えない、手にも触れないものってなーんだ?
ともこ
えー、なんだろう……って空気ぐらいしか思い浮かばないわ。
健太
思想だよ!ともこちゃん!形而上で説明のできることなんて人間には思想しかないじゃない!!
ともこ
えっ…!!ダメダメダメ。健太くん!もう本を読まなくていいから、いつもの健太くんに戻って!!

形而上(けいじじょう)の例文

  1. 目に見えるものしか信じない父には形而上学を通じて哲学を説明するのは無理だ。
  2. 新渡戸稲造の「自警録」には形而上と形而下との差異を語っている。
  3. すなわちプラトンは実在は現実の世界になくして、形而上の観念界イデヤにあるという。
  4. 形而上の思想の存在を否定するのは形而下の思想をも否定することだ。
  5. 私の恩師は「形而上の実在世界はどこにあるのか」というのが自身の人生のテーマであると言う。
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