破天荒【はてんこう】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
破天荒

【読み方】
はてんこう

【意味】
今までだれもおこなわなかったことをおこなうようす。前代未聞(ミモン)。「―の快挙・―の大事業」型破りで豪快(ゴウカイ)なようす。「―な人」

【語源由来】
『破天荒』は中国の故事に由来します。その昔、貴族や家柄・身分など関係なく官僚になれる試験がありました。地位・名声・権力から多くの富を得ると言われ官僚を目指す者が多くいましたが、その競争率は3000倍とも言われていたそうです。ですから、その官僚になるための試験に合格する者がおらず、その時代を「天荒」と呼びました。その後ようやく合格をした者が現れ「天荒を破った」と言われました。そのことから、今まで為されなかったこと、未開のことを打ち破るもの、人を『破天荒』と言いました。

【類義語】
型破り・傾奇者・先鋭的


破天荒(はてんこう)の使い方

健太
ともこちゃんは冷静なふりして実は破天荒な人だよねぇ。
ともこ
え!どうしてそう思うの?
健太
だって、うちの学校で先生に怒鳴り込む女の子はともこちゃんぐらいだよ。
ともこ
あれは先生が理不尽に私の友達を叱ったからいけないのよ!

破天荒(はてんこう)の例文

  1. わが校の歴史に残る破天荒な人物だった彼もいまや聖職者としてわが校に貢献してくれている。
  2. 前の彼氏は破天荒過ぎた人で半年間音信不通だった後、タンザニアにいると連絡がきた。
  3. 昔はかなり破天荒だった父も私が産まれるとガラリと人が変わったらしい。
  4. 彼は破天荒な事態にも眉一つ動かさず冷静に対処していた。
  5. あの会社での新しい取り組みによって社会情勢が良い方向にむかい まさに破天荒の快挙である。
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