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外連味【けれんみ】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
外連味

【読み方】
けれんみ

【意味】
わざとらしく大げさなこと。「―のない文章」おどろくようなしかけを用意してひきつけること。「―あふれる歌舞伎(カブキ)の演出」

【語源由来】
歌舞伎などの演劇で使われた用語。現代のワイヤーで吊るされ劇場を飛び回るような演出は江戸時代にも大仕掛けのひとつとして様々な工夫のもと披露されていました。明治以降はこの演出は「奇をてらっている」ケレンだ。と、敬遠され消滅されてきました。この頃からケレンミと使われていたようです。なお、「外連味」の字は当て字であり、それについては不明です。

【類義語】
はったり・ごまかし・衒い(てらい)


外連味(けれんみ)の使い方

健太
夏休みの読書感想文って、毎回どう書いていいか困っちゃうよね。

ともこ
私は書きたいことが多すぎて、少し削ってくれない?って、いつも先生に言われちゃうわ。

健太
そんなにスラスラ書けたら苦労ないのになぁ。先生に楽しんでもらおうと色々考えるんだけど、ネタが尽きちゃう。

ともこ
そんな。素直に書けばいいのに……。先生も健太くんの外連味ない文章を楽しみにしてるわよ。

外連味(けれんみ)の例文

  1. あの監督の作品は外連味あふれる演出が多くマニアックなファンがあとを絶たない。
  2. 外連味など欠片もなく純粋な彼女の演技は正統派を謳うファンに絶賛されている。
  3. あの若手監督の作品はひと味違った外連味ある演出で往年の監督にも影響を与えた。
  4. あの作家は外連味のない文章をと心掛けて書いていると言った。
  5. 楽しみにしていた劇団の演出が外連味の目立つしらける舞台でがっかりした。
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