著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

御百度【おひゃくど】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
御百度

【読み方】
おひゃくど

【意味】
(病気がなおる/願いがかなう)ように、神社や寺に行って、定められた場所を百回往復してそのつどおがむこと。

【語源由来】
元は、切実な願いのある者が毎日、神社・社寺に百日間参ることを百日詣と言った。のちに百日もかけられない緊急な願いを、一日に百回参って百日詣と同じとするようにもなった。一度だけ参るのではなく百回参ることで神様仏様に顔を覚えてもらい願いの切実さを聞き届けてもらう考えがあったようです。これから御百度参りと言うようになったようです。

【類義語】
百度石・百度参り


御百度(おひゃくど)の使い方

健太
あーあー、ともこちゃん。今度のテストで良い点とれるおまじないか何か知らない?

ともこ
何言ってるの。勉強するのが確実じゃない。まあ、でも健太くんは一度、御百度参りなんかしてみてもいいかもね。

健太
わあ、それなあに!百回もお願い聞いてくれる神様がいるの?

ともこ
違うわよ!やっぱり健太くんはダメ!神様に近づいちゃダメ!

御百度(おひゃくど)の例文

  1. 祖父は母の誕生のときその無事を祈って御百度参りをしたようだ。
  2. その願いは御百度を踏むほどのものなのか?
  3. あの祠の前の石柱に御百度の数を刻んでいくんだよ。
  4. あなたには根気がないから御百度参りなんて無理だと母に馬鹿にされた。
  5. 姉は恋愛成就を願って御百度参りに挑戦するそうだ。
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