著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

修羅場【しゅらば】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
修羅場

【読み方】
しゅらば

【意味】
はげしい戦いや争いの場所。しゅらのちまた。しゅらじょう。「―と化す・―をくぐる」(講談などで)はげしい戦いの場面。長い文句をまくしたてる。ひらば。

【語源由来】
仏教の守護神である帝釈天と悪神である阿修羅の戦いの場を「修羅場(しゅらじょう)」と言い、そこから、血なまぐさい激しい戦が行われる場所を「修羅場」と呼んだことに由来する。

【類義語】
戦場・合戦場・バトルフィールド


修羅場(しゅらば)の使い方

健太
大した怪我じゃないのに、お母さんてば大袈裟だなぁ…。

ともこ
包帯までしてるのに大したことじゃないでしょう?どうしたの?

健太
本当に大したことないんだよ。昨日、お父さんとお母さんが大ゲンカしちゃって、飛んできたグラスが軽く当たっただけなんだ。

ともこ
やだ、そんな修羅場にいたのね。お母さんの後ろめたさからなんだろうけど、子どもの前でそんなケンカはやめて欲しいわ。

修羅場(しゅらば)の例文

  1. 修羅場がオンパレードなドラマは「大奥」しかないだろう。
  2. 酔った招待客が新婦の昔話をしたせいで崇高な式の場が修羅場と化した。
  3. 今は穏やかな母だが実は修羅場続きの人生だったと父が教えてくれた。
  4. あの大人気のアーティストのライブの裏側はまさに修羅場そのものだそうだが頷ける話だ。
  5. 修羅場をくぐりぬけてきたのが売りのタレントだが、本当はビジネスヤンキーだという噂もある。
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