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知足不辱【ちそくふじょく】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
知足不辱

【読み方】
ちそくふじょく

「足るを知れば辱められず」とも読む。

【意味】
節度を超えた欲望をもつことを戒めたもの。

【語源・由来】
分に安んじて満足することを知ればはずかしめを受けることもない。

【典拠・出典】
老子』「四四章」

【類義語】
・止足之分(しそくのぶん)
・知足者富(ちそくしゃふ)

知足不辱(ちそくふじょく)の使い方

健太
昨日、駅前で憧れのアイドルを見たんだ。思わず握手をしてほしいってお願いしてしまったよ。
ともこ
よかったわねえ。
健太
これも何かの運命かもしれない。大きくなったら彼女と結婚したい。いや結婚する。
ともこ
知足不辱というじゃないの。身のほどをわきまえていないと恥をかくことになるわよ。

知足不辱(ちそくふじょく)の例文

  1. 世界征服をしたいだなんて、もういい大人なんだから知足不辱を心がけないとだめよ。
  2. 知足不辱というように、何でもかんでも手に入れたいと思わないことだね。
  3. 健太くんは知足不辱、自分の今に満足をしているので恥をかくことがないそうです。
  4. 知足不辱なともこちゃんは、欲をかかないからみっともないことになりません。
  5. 身の程をわきまえていれば、知足不辱というようにそんな恥ずかしい思いをしないで済んだのにね。
ABOUT US
北澤篤史サイト責任者
ことわざ・漢字熟語の専門家、ことわざ学会理事。2025年度ことわざ研究奨励賞受賞。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる すごいことわざ図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる おもしろい四字熟語図鑑』(共に講談社)がある。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。

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