【四字熟語】
吐哺握髪
握髪吐哺(あくはつとほ)ともいう。
【読み方】
とほあくはつ
【意味】
すぐれた人材を求めるのに熱心なこと。
【語源・由来】
「吐哺」は、口の中の食べ物を吐き出すこと。「握髪」は、洗髪中に髪を握って洗うのを中断するという意味。昔、中国の周公旦が来客があると、食事中のときには口の中の食べ物を吐き出し、入浴中のときには濡れた髪を握ったまますぐに出迎え、有能な人材を求めたという故事から。
【典拠・出典】
『漢詩外伝』「三」
【類義語】
・吐哺捉髪(とほそくはつ)
・握髪吐哺(あくはつとほ)
・吐握之労(とあくのろう)
吐哺握髪(とほあくはつ)の使い方
この学校はろくな先生がいないよね。吐哺握髪しないとこの学校の未来は暗いだろうね。
きっと先生のほうもこの学校の生徒はろくな生徒がいない。厳しい試験をしてふるいにかけるべきだって思っているわよ。
そんなことされたら僕がいける学校がなくなってしまうよ。
冗談よ。教育者がそんなこと思うわけがないじゃないの。
吐哺握髪(とほあくはつ)の例文
- 発展と栄華のために、吐哺握髪して人材を確保しましょう。
- 吐哺握髪しているあの野球チームは日本中から優秀な選手を集めてきています。
- 吐哺握髪して人材確保するためなら金に糸目はつけません。
- 人材は宝だから、吐哺握髪に熱心であることは大事なことです。
- 吐哺握髪して、優れた人を集めることが人事部の私に課せられた使命です。