【四字熟語】
長者三代
【読み方】
ちょうじゃさんだい
【意味】
金持ちの家は三代までで、その後は続かないということ。
長者の家は三代よりは続かないということ。
【語源・由来】
祖父が苦労して財産を蓄えても、その子が財産を使い、さらに孫も楽をして贅沢し浪費してしまうので、財産は三代で無くなってしまうことを意味しています。
【典拠・出典】
-
【英語訳】
A rich person is only three generations and it does not follow.
長者三代(ちょうじゃさんだい)の使い方

佐藤さんはお金持ちだよね。佐藤さんのおじいちゃんがすごいみたい。

うん、聞いたことがある。大会社を作った人だって有名だよ。

でも、時代の流れもあったり、最近は財産があまりないみたい。

長者三代というから、どこも同じかもしれないね。
長者三代(ちょうじゃさんだい)の例文
- 祖父が築いた財産はもう殆どないようだ。まさに長者三代だね。
- 長者三代と言うが、子どもや孫にしっかりと教育すれば、さらに財産を増やすことだって可能だ。
- お金があれば誰もが楽をしてしまう。長者三代も人間の性ともいえるのではないか。
- 長者三代は教育の重要性を示唆しているようで、苦労することは貴重な経験でもある。
- ライオンは子どもを崖から落とすと言われるように、長者三代とならないよう、子どもや孫に苦労を経験させることは大切だ。
まとめ
長者三代と同じような意味で「長者に二代なし」(ちょうじゃににだいなし)ということわざがあります。
長者の子は甘やかされて育つので、二代目で富を失ってしまうということの意味です。
やはり苦労して財産を残しても、その子や孫が甘やかされて育ってしまうことで財産がなくなってしまうようです。
苦労は買ってでも経験したほうが良いと言われるのは、こういった背景があるのかもしれませんね。