【四字熟語】
自然法爾
【読み方】
じねんほうに
【意味】
少しも人為的な力が加わらないあるがままの姿であること。
【語源・由来】
「自然」は本来そうなっていること。「法爾」は法則のまま、あるがままという意味。仏教ですべてのものが如来の知恵のあらわれであり、真理にかなっていることをいう。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・法爾自然(ほうにじねん)
・法爾法然(ほうにほうねん)
自然法爾(じねんほうに)の使い方
健太くん。テスト前なのに、試験勉強をしなくてもいいの?
いいんだ。自然法爾というように、阿弥陀如来様におまかせするんだ。
慈悲深い阿弥陀如来様でも、さすがにがんばらない人に対して、救済の手は差し伸べられないと思うわ。
そうなの?じゃあがんばらないと!
自然法爾(じねんほうに)の例文
- このまま環境破壊が進むと人類が滅亡してしまうが、自然法爾というように、これも阿弥陀如来様の思し召しか。
- 人為を超えたところに神の意志がある、自然法爾というように、思い悩むことをやめ、阿弥陀如来様の声に耳を傾けよう。
- 自然法爾というように、私たちは生きているんじゃない、生かされているんだよ。
- やれることはやったし、自然法爾というように落ち着くべきところに落ち着くだろう。
- 自然法爾というように人の力ではどうしようもない、合格する時はするし、落ちるときは落ちるんだ。